hansuu

くだらない生活と脳みそ

11月3日16:03、じいちゃんが死んだ。

悔しくも、自分たち兄弟は、母の電話によりそれを知ることとなった。

9月23日に病院から見たゴウゴウとうねる荒波に、不安感を抱いたことを思い出した。亡くなるまで、あれからまだ一ヶ月半も満たなかったことに驚きを隠せない、というか、居なくなったことが信じられなかった。お通夜や葬式は形式的に終わった。大好きだったみかさと薄皮まんじゅうを棺桶に入れるときどうしても涙が止まらなくなった。いまから燃やされて骨だけになる。もう会えないんだと痛感させられた。最期に頬に触れた指は震えが止まらなくて、安らかに眠るじいちゃんより、自分の方が何倍も何倍も弱々しかった。