hansuu

くだらない生活と脳みそ

1709111637

夕方、叔父が亡くなった。父親の弟だ。あっという間だった。今朝は会った、久しぶりに会った。「耳は聞こえているんだよ」と、「話しかけてあげてね」と、病室で、きいた。

 

祖母が亡くなったときを、思い出した。涙がこらえきれなくなった。B型肝炎だった。癌になる可能性に運悪く当たってしまった。もう最期なんだと、分かっている悟っている叔母の瞳はとても強かった。その強さから滲み出る涙はとても綺麗で、病気にとてもとても腹が立った。最期に会えて良かった、良かったけど、嫌だ。家族がまたひとり居なくなった。いとこの気持ちを思うと、涙が止まらない。父親の最期を、20代にして見ねばならない、この現実を、受け入れ難いソレを、受け入れ、あと数日で見送らなければならない。大学病院の関係者だった、ということで、医学の発展のため、叔父の身体は、病理解剖へ。そろそろはじまってしまう頃だろう。自分は、仕事があるためまだ病院へ行けない。行ったところで、一緒に泣くくらいしかできない。不甲斐ない。死は残酷だなと、目のあたりにされるだけだ。とても、とても、とても自分はちっぽけだ。